はじめに 強烈な紫外線から身を守るために
沖縄の紫外線量は本州よりもはるか強く、危険生物と比較しても引けを取らないくらいの大敵です。東京と比べて約1.2〜1.3倍とも言われています。特に4月〜9月は紫外線が非常に強く、海面からの照り返しも加わるため、体感の紫外線量は陸上の2倍近くになることもあります。「曇りだから大丈夫」と油断するのは禁物で、曇天でも紫外線は晴天時の60〜80%程度届きます。毎年日焼けで皮膚がタダれて病院に行く人も少なくないです。
また、水中にいても安心できません。水深50cmでも紫外線の約40%が届くとされており、サーフィン中は特に顔・首がダイレクトに照らされ続けます。「1回サーフィンしただけで真っ赤に焼けた」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回は沖縄サーファーの実際の日焼け対策を教えます。
先に結論から言うと、日焼け止め、長袖・長ズボン、帽子の3つが主な日焼け対策です。これらを選ぶポイントや実際の商品等を紹介していきます。
日焼け止め

日焼け止めを選ぶポイント
日焼け止めを選ぶときよく見かけるSPFやPAといった文字列。はじめにこれらを簡単に説明します。SPFは何も塗らない時と比べて、日焼けするまでの時間を何倍に延ばすかという指標。例えば、普段10分で赤くなる人がSPF30の日焼け止めを使うとと約300分もつと言う考え方。PAはシミ・シワ・たるみの原因をどれくらい防ぐかの指標で、+が多いほどその原因を除去できる力が強いということ。つまり、サーフィンをする日に選択する日焼け止めは、ウォータープルーフの「SPF50+ PA++++」記載のもの一択です。
日焼け止めを塗るタイミングと量
日焼け止めは「塗ればOK」ではなく、量と塗り直しが命です。顔1面に対してSPF効果を十分に発揮するには、1円玉大(約0.5ml)が目安とされています。薄く塗りすぎると、SPF50と表記されていても実質SPF15程度の効果しか出ないとも言われています。
海では汗・海水によって日焼け止めが落ちやすいため、入水前と波待ちの合間(約1〜2時間ごと)に塗り直すのが理想です。スティックタイプを1本ポケットに入れておくと便利です。
日焼け止めのおすすめな塗り方
まず、2〜3重で塗るのが基本です。まずは、家を出る前に1つ目の海用ではない日焼け止めを塗ります。ポイントに行くまでに焼かないためでもありますし、海に着くまでにこの日焼け止めが肌に馴染みます。1つ目はジェルタイプの伸びが良いものを選ぶと肌全体に均一に塗れます。海用の強力なウォータープルーフを最初から使うと塗りムラが出やすいため、まず肌に馴染みやすいタイプでベースを作るイメージです。
ポイントに到着してからは、2つ目のスティック型の透明な日焼け止めを重ね塗りします。これにより塗りムラを補い、SPFの実効値を高める効果があります。
最後に、3つ目の白か茶色のスティック型の有色の日焼け止めを塗ります。
この方法をするようになってからは、夏でも顔の皮が剥がれることもかなり少なくなりました。
沖縄のサーファーが推す日焼け止め
サーフポイントに向かうまでの日焼け止め
耐水性の高い透明な日焼け止め
色付きサーフィン用の強力な日焼け止め
番外編 最強な日焼け止め
この商品はやばいです、本当に落ちにくいです。これを使うなら、2重じゃなくてもこれだけでいけます。落とす時はクレンジングが必須です。シャワーで洗顔料を使っても落ちません。ボードやウェットにも色がついてしまうので注意が必要です。
長袖・長ズボン

夏でも長袖長ズボンの目的
一般的な日焼け対策と同様に、物理的に紫外線を防ぐのが1番効果があります。僕は夏でも上下長袖を着用しています。夏の沖縄の海、テンション上がって上裸でサーフィンしようものなら背中が火傷します。余談ですが、これらはクラゲやチンクイなどの危険生物からも守ってくれます。
サーフィン用の長袖にどんなものがあるか
長袖ならなんでもいいですが、動きやすさ等を考慮して、おすすめはラッシュガード、1mmタッパーです。最近ではフードツバ付きのラッシュガードも出てきていて、頭と顔、上半身を守れるものもあります。
意外なものの活用
リーズナブルで機能性を求める方にはアンダーアーマーなどのアンダーシャツや、ワークマンなどで安くで購入できるパワーシャツがおすすめです。実は僕も経済的にするためにランニング用のアンダーシャツを着て夏はサーフィンをしています。海用のラッシュガードと比較しても対して差はないように感じます。
下半身の日焼け対策
上半身の対策に目が向きがちですが、ボードの上に乗っている時間が長いため、太ももやふくらはぎ、足の甲が非常に焼けやすいです。ショートパンツでサーフィンしていると、1日で真っ赤になることも珍しくありません。上と同様にランニング用のアンダーパンツで代用できます。
余談ですが、顔以外部位は日焼けから回復にとても時間がかかってしまいます。顔は比較的速いのに対し、足や手は角質が厚く血行も悪いため、ターンオーバーが遅くなりがちです。その結果、日焼けで作られたメラニン色素がなかなか排出されず、色が長引いてしまいます。近い将来後悔しないように、下半身に対する日焼け対策もしっかり考慮しましょう。
おすすめのラッシュガード、タッパー
ラッシュガード
タッパー
帽子

サーフィン用の帽子
サーフィン用の帽子は、ハットタイプとキャップタイプがあります。キャップタイプはカッコいいですが、ハットタイプの方が紫外線カットの効率は高いと思います。自分のスタイルに合わせて買うのも大いにありです。Billabong、TAVARUA、O’NEILLなどさまざまなブランドが取り扱っています。下にいくつかラインアップしておきます。
サーフィン時の帽子 注意点
サーフィン中の帽子は紫外線対策にはとてもおすすめですが、着用しない方がいい状況がいくつかあります。
- 海がいつもより荒れている時
- 自分のレベルよりも上の波に挑戦する時
理由としては、紛失の可能性が高くなる、帽子を落として探すときに周りへの注意が散漫になり危険、ひもが首を絞めることがある、などが考えられます。
サーフィンの時に帽子が最大限実力を発揮する時は、波待ちが長い時です。
波が大きく、波数が多い時は帽子をすることはお勧めできません。
日焼けしてしまった後のアフターケア
どれだけ対策をしても、完全に日焼けを防ぐのは難しいのが現実です。日焼け後のケアを怠ると、次の日に皮膚がピリピリと痛んだり、数日後に皮がむけたりします。正しいアフターケアで肌へのダメージを最小限に抑えましょう。
サーフィン後すぐにやること
①クレンジングオイルで日焼け止めを落とす
サーフィン用の日焼け止めはウォータープルーフ処方で落ちにくいため、普通の洗顔料だけでは落としきれません。クレンジングオイルを使って、毛穴の奥に残った日焼け止めまでしっかり溶かし出しましょう。落とし残しは色素沈着や毛穴詰まりの原因になるので、このステップは省かずに行うことをおすすめします。
②ぬるめの水・シャワーで丁寧に洗い流す
クレンジングの後は、ぬるめのシャワーで顔・体をしっかり洗い流します。海水や砂が肌に残ったままだと、塩分や細かい砂の刺激で肌荒れの原因になります。気持ちいいからといって熱いシャワーを浴びるのはNGで、日焼けで敏感になった肌の炎症をさらに悪化させてしまいます。サーフィン後は少しぬるいかなと感じるくらいの温度がちょうどいいです。
③冷やして炎症を鎮める
肌がほてっている場合は、冷たいタオルや冷たい化粧水マスク、保冷剤(タオルで包む)で患部を冷やします。10〜15分ほど冷やすと炎症が和らぎます。
④保湿をたっぷりする
日焼けした肌は水分が失われています。アロエベラジェルや低刺激の保湿ローションを惜しみなく塗ります。アフターサン専用のジェルも効果的です。
やってはいけないこと
- 日焼けした皮膚をこすったり剥がしたりするのはNG
- アルコールを含む化粧水は刺激が強く逆効果
- 日焼け後すぐに長時間の入浴をするのも肌への負担になる
まとめ
沖縄でのサーフィンにおいて、日焼け対策は「やっておくと良い」ではなく、「やらないとヤバい」レベルの話です。沖縄の海は最高ですが、その分紫外線も強烈で、対策なしでは楽しいはずのサーフィンが翌日の後悔に変わります。
日焼け止め・長袖・サーフハット、そしてサーフィン後のアフターケアまでセットで習慣にしてしまえば、あとは海を思い切り楽しむだけです。自分のサーフスタイルに合ったアイテムを見つけて、沖縄の海を全力で満喫してください。



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