はじめに
サーフィンワックスにはいくつかの種類があり、「結局どれを選べばいいの?」と迷う人は多いです。
実はワックスは大きく「ベースコート」と「トップコート」の2種類に分かれ、さらにトップコートは水温によって硬さが変わります。
基本は“海水温”で選べばOKです。
この記事では、サーフィンワックスの種類と違いを初心者にもわかりやすく解説し、どの種類を選べば失敗しないのかを具体的に紹介します。
沖縄の水温も例に出しながら説明するので、自分の地域に当てはめて選べるようになります。
サーフィンワックスの種類は大きく2つ

サーフィンワックスは細かく分けるといくつも種類がありますが、基本構造はとてもシンプルです。
大きく分けると「ベースコート」と「トップコート」の2種類。
まずはこの2つの違いを押さえておきましょう。
ベースコートとは?役割と必要性
ベースコートは、ボード表面に“凹凸(デコボコ)”を作るためのワックスです。
これを最初に塗っておくことで、その上に塗るトップコートがしっかり乗り、グリップ力が安定します。
イメージとしては「土台作り」。
・最初に塗る
・ 通年ほぼ同じ種類でOK
・ 一度しっかり作れば頻繁に塗り直さなくていい
ベースコートを塗らずにトップコートだけで済ませると、トップコートワックスがすぐ取れたり、滑りやすくなったりします。
トップコートとは?グリップを決めるワックス
トップコートは、実際に足を置いたときの“グリップ力”を作るワックスです。
基本的には、ベースコートの上に重ねて塗ることで、よりしっかりとしたワックスの層が作られます。
また、トップコートはサーフィンをしているうちに少しずつ削れていくため、定期的に塗り足すことでグリップ力を保つことができます。
次の章では、水温別のトップコートワックスの種類について詳しく解説します。
トップコートの種類は水温で決まる

先ほども記載しましたが、トップコートは、水温によって硬さが変わります。
選ぶ基準はとてもシンプルです。
水温が低い → 柔らかいワックス
水温が高い → 硬いワックス
このように水温によって選択するワックスが決めます。
これを間違えると、ワックスが溶けたり、逆に滑ったりします。
ここでは代表的なトップコートワックスの種類を順番に解説します。
※いくつかワックスのブランドはありますが、目安水温はSticky bumpsを例に挙げます。
TROPICAL
目安水温:24℃以上
最も硬いタイプ。
水温が高いエリア向けです。
沖縄の夏場(特に7〜11月)はTROPICALが適しています。
柔らかいワックスを使うとすぐ溶けてしまいます。
WARM
目安水温:19〜28℃
標準的な硬さ。
日本の夏、多くの地域で使われます。
沖縄なら、最悪これだけで戦える万能タイプです。
迷ったらまずこの硬さを選べばOKです。
COOL
目安水温:14〜19℃
やや柔らかめのワックス。
春先や秋口の少し冷たい海向けです。
沖縄の真冬では持っていた方がいいです。沖縄は冬でも水温は20℃前後あるため、COOLの出番は年間を通して少なめです。
COLD
目安水温:14℃以下
最も柔らかいタイプ。
真冬の寒冷地向けです。
沖縄では基本的に出番はありません。
本州の真冬サーフィン向けと考えてOKです。
ここでは、sticky bumpsの目安水温を記載しましたが、他のブランドでは少しだけ対応水温が異なります。対応水温については、各ブランドのワックスを梱包しているパッケージに記載があります。
沖縄の季節ごとの気温と水温

トップコートワックスの選ぶ基準は海水温とお伝えしました。
ここでは、沖縄にフォーカスして、季節ごとの気温と海水温を記載します。
春(3月〜5月)
- 平均気温:19.1〜24.2℃
- 平均最高気温:21.9〜27.0℃
- 平均最低気温:15.8〜22.1℃
- 海水温目安:21〜24℃前後
夏(6月〜8月)
- 平均気温:27.2〜29.1℃
- 平均最高気温:29.8〜31.9℃
- 平均最低気温:25.2〜27.0℃
- 海水温目安:26〜29℃前後
秋(9月〜11月)
- 平均気温:24.2〜27.9℃
- 平均最高気温:27.0〜30.6℃
- 平均最低気温:22.1〜25.8℃
- 海水温目安:25〜28℃前後
冬(12月〜2月)
- 平均気温:17.5〜19.7℃
- 平均最高気温:20.2〜22.2℃
- 平均最低気温:12.7〜14.9℃
- 海水温目安:21〜23℃前後
沖縄サーフィン サーフィンワックスはどう選ぶ?

沖縄の年間の気温、海水温を踏まえた上で、沖縄で選ぶべきサーフィンワックスの種類を下に紹介します。
沖縄サーフィン 迷ったらこの基準でOK
初心者の場合、沖縄であれば、細かく考える必要はありません。
- 夏(7〜11月):TROPICAL
- 春・秋(3, 4, 5, 6, 12月):WARM
- 冬(1, 2, 3月):COOL
この3つでほぼ対応できます。
極端にいうと、沖縄ならWARMだけでほとんどの期間を攻略できます。
COOLの出番はあまり多くなく、ほとんど2月くらいでしょうか。
代表的なサーフィンワックスのブランド

サーフィンワックスのブランドはいくつかあります。
ここでは代表的なブランドを紹介します。
SEXWAX QUICK HUMPS
TROPICAL、WARMなどトップコートワックスが、それぞれベースコートワックスに使える少しだけ経済的なサーフィンワックス。
他ブランドではCOOLと呼ばれているものが、MID COOLという記載になっています。

sticky bumps
SEX WAXより粘り気を感じるワックス。ソフトボード用など、種類が豊富なブランドです。
FCS
有名なサーフィンブランドが手がける信頼のサーフィンワックスです。
ワックスはサーフィンをしているといずれにせよ使うので、まとめ買いするのがいいと思います。いざサーフィンするときになくなっていることがよくあります。楽天で購入すると複数がセットになっていて、種類も選択できるので便利です。
サーフィンワックスの塗り方

サーフィンワックスは、正しい塗り方をすることでグリップ力が大きく変わります。
ここではサーフィン初心者のために塗り方を紹介します。
① ワックスを塗る範囲
まず、ワックスを塗る範囲は、基本的に足を置く位置です。
一般的には
- ショートの場合
デッキパッドの前〜前足を置く場所まで塗る
- ミドル〜ロング
ボード面をほとんどカバーするように塗る
② ベースコートを塗る
まず最初に塗るのがベースコートです。
ベースコートで、ワックスの土台を作ります。
ボードの表面に凹凸を作ることで、トップコートがしっかり乗るようになります。
縦・横・斜め・円を描きながら、と方向を変えながら塗ると、均一に凹凸ができます。
③ トップコートを重ねる
ベースコートの上から、トップコートを重ねて塗ります。
ベースコートの凹凸の上に塗り重ねることで、しっかりとしたグリップが生まれます。
塗りすぎるとベタベタになりやすいので、ベースコートよりは薄めに均一に塗ります。
④ ワックスは定期的に塗り直す
サーフィンをしていると、ワックスは少しずつ削れていきます。
グリップが弱くなってきたと感じたら、トップコートを塗り足しましょう。
また、ワックスが古くなると徐々に変色してきます。
ワックスが古くなって汚れてきた場合は、スクレーパーなどで1度落として塗り直すとグリップ力が回復します。
ワックスの塗り方を説明したyoutubeのショート動画を載せておきます。
まとめ
サーフィンワックスは、ボード上で滑らないために欠かせないアイテムです。
ワックスにはいくつか種類がありますが、基本は海水温に合わせて選ぶことが大切です。
また、ワックスはベースコートの上にトップコートを重ねて塗ることで、よりしっかりとしたグリップを作ることができます。サーフィンをしているとワックスは少しずつ削れていくため、グリップが弱くなってきたと感じたら定期的に塗り直しましょう。
沖縄の海は1年を通して水温が高いため、TROPICALとWARMの2種類を使い分ければほとんどの環境に対応できます。初心者はまずこの2種類を持っておくと安心です。
自分のサーフィンスタイルや海のコンディションに合ったワックスを選び、快適なサーフィンを楽しみましょう。



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